スケルトンのいいところは、単に機械が丸見えなだけではなく、時計の状態を分解せずに見ることが可能
ゼンマイの巻き残量や、テンプ輪の状態など、時計をわざわざ分解する必要がなく、一目見ただけでその状態が確認できるのは、おそらくフルスケルトンだけの特権。何か異常が起こっている場合でも、見渡せば確認することができる、まさに機能美といえるでしょう。
普通は見えるはずのない部分の装飾まで鑑賞することができ、メンテナンス面でも時計を見て楽しむにも、スケルトンは面白い時計なのです。
このモデルは、小島健司氏著書の懐中時計専門誌である「ポケット・ウォッチ物語」のスケルトン時計のコーナーにに掲載されています。
アンティークが主に掲載されている専門誌に、現行品の懐中時計が掲載されているのは珍しいと思われます。
日本ではまだまだな知名度であるブランドのアエロ(AERO)懐中時計ですが、やはり専門家の方にはすでに知られている、専門ブランドとしての認知度が高いブランドと言えるでしょう。
スイスアエロ社について
アエロ社は代々一流の時計職人であったクレヴァジェ家の時術と伝統を引き継いだマキシム クレヴァジェ氏によって1942年スイス ニューシャテル市に設立されました。現在はその二男であるジョルジュを経て、斯界(しかい)のベテランであるデニスボルツリが社長となり、スイスでは数少ない高級ポケットウオッチの専門メーカーとして活動いたしております。
その特徴は先達より受継がれたヨーロッパ古来の"打ち出し技術"や、一流の職人の優れた"彫刻技術"による手づくりの暖かさに尽きます。
日本におきましても専用メーカーならではの豊富なバリエーション、またハンドメイドメーカーならではの精密なメカニズムと、どこか懐かしさ漂う美しいフォルムを持つ逸品として30余年もの間多くの人々に愛されています。
見ていて飽きない、魅力的なモデル
表、裏両面がフルスケルトンに仕上げられているアエロウォッチの懐中時計は、どこから見ても機械の状態を確認することができ、17石使用している美しいムーブメントを見ることができます。
スケルトン時計のデメリットといえば、文字盤が付いているモデルに比べると視認性が劣りますが、それ以外はいいことずくめなのです。
ガラスに機械音が反響し、毎時18,000振動の緩やかなロービートがかなり聞こえてくるのが特徴的な懐中時計です。
年齢63才、男性、毎日着物しか着ない生活をしているので腕時計よりは懐中時計を帯に挟んでいます。
根付けに組紐を付け、懐中時計が落ちないように帯に挟んで毎日使用しています。 子供に残せる物をと思い、walthamの銀無垢オープンフェイスを選んで注文したのですが、もう一つスケルトンが欲しくなり、aeroを選ばせて頂きました。
両方とも、手巻きなので、最初にスケルトンが届いて良かったです。実を言うと竜頭のきちんとした巻き方を知らなかったのです。
中の状態を見ながら竜頭を巻く事で安心感が生まれました。スケルトンの懐中時計は子供達が興味を持って手放そうとしませんでした。
今はwalthamの懐中時計を楽しみに待っていますが、着物によって使い分けようと思っています。
walthamの懐中時計が届いたら又メールさせて頂きます。